講師陣

 ■ピアノ 犬飼新之介/ ヘンリ・シーグフリードソン
 
■ヴァイオリン 後藤 和子/ ヤツェック・クリムキィーヴィッチ
 
ヴィオラ 小林 秀子 
 
■チェロ フランシス・グトン/マーティン・スタンツェライト


犬飼新之介
 
Shinnosuke Inugai 


Piano

静岡県浜松市に生まれる。4歳よりヤマハ音楽教室に入室、6歳よりピアノを始める。ジュニア・オリジナル・コンサート海外演奏旅行等に参加、数多くの自作曲を演奏する。桐朋学園大学に入学、浜松国際ピアノアカデミーを受講。在学中に、第1回東京音楽コンクールピアノ部門第1位を受賞。これをきっかけに、本格的な演奏活動を開始する。同大学を首席で卒業、桃華楽堂にて御前演奏を行う。桐朋学園大学研究科を修了後、渡独。フランクフルト音楽・舞台芸術大学にてCatherine Vickers女史に師事、ドイツ演奏家国家資格取得コースを修了。ゲオルク・ショルティ国際指揮者コンクールにて公式伴奏員を勤めた他、同アルテオーパー、ゲーテハウス、日本文化言語センター、Sparkasse Frankfurt銀行、Steinwayhaus Frankfurt、C. Bechstein Centren、Frankfurt Festeburggemeinde等での定期的なコンサートを行っている。

これまでに第1回東京音楽コンクールピアノ部門第1位、ハエン賞国際ピアノコンクール(スペイン)第2位及びスペイン音楽賞、ベートーヴェン国際コンクール(ドイツ) 第3位及び聴衆賞など受賞。現在、ドイツを拠点にヨーロッパを中心とした演奏活動、日本での定期的なリサイタルを行っておりソリストとして活躍する一方、室内楽奏者としても多くの音楽家と共演。アフリカや中東へのクラシック音楽普及にも貢献している。フランクフルト音楽演劇芸術大学にて後進の指導にあたったほか、マスタークラス等での指導にも携わっている。ボン・ベートーヴェン音楽祭、おぢか国際音楽祭(長崎)、Asago国際音楽祭(兵庫)、International Music Weeks Salzburg などの音楽祭に招聘されている。国内主要オーケストラとの共演のほか、ドイツ・スペイン・イタリア・フィンランド・ヨルダン等のオーケストラと共演している。ドイツ・ライプツィヒのレーベルGenuin classicsよりCD"Inspiration"をリリース。最近では、即興演奏を取り入れたリサイタルを行うなど新しいコンサートスタイルを展開している。

ヘンリ・シーグフリードソン 

Henri Sigfridsson

Piano

フィンランド人ピアニスト、ヘンリ・シーグフリードソンは、ヨーロッパ各地のコンサートにおいて ソリスト並びに室内楽で最も活躍する音楽家の一人です。 ソリストとして、ヘンリ・シーグフリードソンはこれまでに ベルリン・コンツェルトハウスオーケストラ、ウィーン放送交響楽団、 ウィーン室内楽オーケストラ、チューリッヒ・トンハレオーケストラ、ベルン交響楽団、 ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン、ドイツMDR交響楽団、 シュトゥットガルト放送交響楽団、カメラータ・ザルツブルグ、フランス・リール国立管弦楽団、 サンクトペテルブルグ交響楽団など、世界各地で数多くのオーケストラと、ネヴィル・マリナー、 ウラディミール・アシュケナージ、アレキサンドル・ラザレフ、ローレンス・フォスター、 ハインリッヒ・シフ、ユッカ・ペッカ・サラステ、サカリ・オラモ、 広上淳一などの指揮のもと共演してきました。 2005年にドイツ・ボンで開催されたベートーヴェン国際ピアノコンクールで第1位、 並びに聴衆賞と室内楽賞を受賞、2000年にスイス・チューリッヒで開催された ゲザ・アンダピアノコンクールで第2位を受賞した際には、審査員長を務めた ウラディミール・アシュケナージを始め、聴衆の心を捉え、見事に聴衆賞も受賞しました。 1994年にはドイツ・ワイマールで行われたリスト国際ピアノコンクールで第1位、 1995年にはノルディック・ソリストコンクールで第1位を受賞、2004年のギリシャ・アテネでの マリア・カラスコンクールでは第2位に入賞しました。 ウィーン学友協会、ウィーンコンサートホール、ベルリン・コンツェルトハウス、 ミュンヘン・フィルハーモニー、ミュンヘン・ヘルクレスホール、 ミュンヘン・プリンツレゲンテン劇場など世界各地でソロ活動を行い、 またワルシャワ・ベートーヴェン音楽祭、バート・キッシンゲン夏の音楽祭、 ザルツブルグ音楽祭、兵デルベルグ音楽祭、ルツェルン音楽祭、メニューインゲスティバル、 ロッケンハウスフェスティバル、クフモ音楽祭など世界各地で開催される音楽祭にも 招聘されてきました。 室内楽の分野では、ギドン・クレーメル、イヴリー・ギトリス、パトリシア・コパチンスカヤ、 ゾル・ガベッタ、ヨハネス・モーゼル、ボリス・ベレゾフスキー、メルヴィン・タンらなどと 共演を重ねてきました。 ヘンリ・シーグフリードソンはシベリウス音楽院でエリック・タヴァッシェルナ教授に 師事した後、ドイツのケルン音大にてパヴェル・ギリロフ教授に師事、 また1995年から1997年にはワイマールのラザール・ベルマン氏にも師事しました。 2008年から2009年、ヘンリ・シーグフリードソンは、グラーツの音楽大学でゲスト教授として就任。 その後、2010年から2012年には、ベルリンのハンス・アイスラー音大で教授として指導を続け、 2011年より、エッセンのフォルクヴァング芸術大学音楽部ピアノ科の正教授として就任し、 後進の指導にあたっています。

後藤和子
Aiko Goto

Violin・室内楽

桐朋女子高等学校音楽科を経て同学園大学卒業。その後渡米し奨学生としてジュリアード音楽院卒業。安田多恵子氏、故久保田良作氏、故ドロシー・ディレイ、川崎雅夫各氏に師事。米コロラド州アスペン音楽祭に奨学金を得て参加し、ソロコンサートやソリストとして室内オーケストラと共演。ニューヨークにてアーティスト・インターナショナルより「リサイタル・デビュー賞」を受賞しカーネギー・ワイル・リサイタルホールにてニューヨーク・リサイタル・デビュー、ニューヨーク・マーキンコンサートホールでもリサイタルを行う。ニューヨーク州のウェストチェスター交響楽団で第1ヴァイオリン奏者、ニュージャージー州のニューワーク・スクール・オブ・アーツで弦楽器科主任を務める。95年より小澤征爾氏が総監督をつとめるサイトウ・キネン・フェスティバルに出演。98年より現在、オーストラリア室内管弦楽団(Australian Chamber Orchestra=以下ACO)の正団員となる。同楽団のアジアツアーや豪州内ツアーにゲストソリストを務める。2000年にシドニーにてデビューリサイタルを開催し、その翌年より毎年シドニーにてソロ・リサイタルを開催。2002年よりキャンベラの豪日協会主催による日本大使館にて毎年チャリティーコンサートを行う。国際難民奉仕会による秋篠宮妃殿下ご臨席のもとでチャリティーコンサートや「日豪交流年記念」イベントの一環で東京と松本にてリサイタルを開催。2010年より今井信子氏が音楽監督をつとめ小樽市で開催される「ゆらぎの里ヴィオラ.マスタークラス」にて室内楽を今井氏と共演。2012年よりソーナス・ピアノ・カルテットのメンバーでも活動。ACOのオーストラリアの若手演奏家を育てるEmerging Artists Program/ACO2 (ACO Collective)の指導者、ACO2のゲストリーダーや、ACOアカデミーの音楽監督兼リーダーを務める、他に小澤征爾音楽塾の後進の指導にも当たっている。2016年、日豪友好協力基本条約調印40周年記念して外務大臣表彰を受賞。

ヤツェック・クリムキェーヴィッチ

Jacek Klimkiewicz

Violin

ポーランド、ワルシャワ生まれ。ヴァイオリンをポーラントの名教師イレーナ・ドゥビシュカに師事。若くして国内コンクールで優勝した後、ポーランド室内楽オーケストラの首席コンサートマスターに任命される。18歳でパガニーニのヴァイオリン協奏曲をワルシャワ国立フィルハーモニーで演奏しデビューを果たす。その後、イロナ・フェーア、ヘンリク・シェリングのマイスターコースを経て、ドイツ、フライブルク音楽大学にてヴォルフガング・マーシュナー氏に師事。

ニュールンベルグ歌劇場第一コンサートマスター、その後ダルムシュタット歌劇場第一コンサートマスターを16年間務めた後、1992年よりドイツ・エッセンフォルクヴァング芸術大学のヴァイオリン科の教授となる。(1998年から2000年は学長。)ユーロアーツアカデミー教授として指導、現在に至る。
ソナーレカルテットのプリマリウスとしても活躍、ラジオ放送、CD録音でドイツ・レコード批評賞、パリ、レパートリー賞、マイアミ、1989年度年間愛好レコード賞を受賞。
各国の音楽祭、音楽大学の特別講義にも招聘される。
ソリスト、室内楽奏者、またはマスタークラスの指導者としてヨーロッパをはじめ、日本、韓国、ヴェネズエラなどに招聘される。
ドイツ、ハイリゲンベルクサマーアカデミーの音楽監督。

小林秀子
Hideko Kobayashi 

Viola

4歳よりヴァイオリンを始め桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園音楽大学にてヴァイオリンで卒業。在学中よりヴィオラに関心を抱いており卒業後にヴァイオリンからヴィオラに変わりドイツ、ケルン音楽大学に留学し、ライナー•モーク氏に師事。数々の国際コンクールでの最高位、85年マルクノイキルヘン、88年ラーンス、プレトリアでの1位。1989年ケルン音楽大学を首席で卒業後、ミュンヘンにおけるARD国際コンクールにても最高位(1位なし2位)を獲得。在学中には師のアシスタントも務める。
日本で外山雄三指揮、NHK交響楽団とバルトークの協奏曲にてデビュー。その他、バイエルン放送響、ベルリンラジオシンフォニーオーケストラ、ミュンヘンシンフォニカー、シュトットガルトフィルハーモニー、ヴルテンブルグ室内オーケストラ、ドイツ室内オーケスト等とソリストとして共演。今までに八ヶ岳音楽祭、霧島音楽祭、オホーツク紋別音楽祭、ラインガウ音楽祭、サバナ音楽祭、プラハの春、ルビアナフェスティバル、サンレモ音楽祭、などにも参加。
室内楽奏者としてドイツにてソナーレ弦楽四重奏団のメンバーとしても演奏活動をし、多くのラジオ録音、そしてCD録音においては特にE.クレネーク全6曲、モーツァールトの作品155-160 "マイレンダー" はドイツレコード賞、マイアミ1990年度レコード賞を受賞。
今までにティボー•ヴァルガー、ダビット•ゲリンガス、ウラディミール•メンデルスゾーン、ヨンチァン•チョー、パスカル•デボヨン等との共演。
M.レーガーのビオラソロ組曲、バッハ/コダーイのクロマティックファンタジーをテロス•レコードにて、更にヒンデミットのビオラとピアノの為のソナタ全曲をオクタヴィア•レコードにてリリースし好評を得る。
彼女に委託されたドイツを代表する二人の作曲家、ゲルハルト・シュテープラーのヴィオラとオーケストラの為の"ノートブック" 2004年にデュイスブルクにて初演、ニコラウス・A・フーバ−のヴィオラ独奏のための"EN"を2007年にミュンスターにて初演。
サイトウキネンオーケストラのメンバーとしても1991年より毎年参加。
現在マンハイム音楽大学の教授として後進の指導の傍ら演奏活動を日本、韓国、ヨーロッパで行う。2014年より日本人として初めてドイツビオラ協会会長に選ばれ新しい企画も取り入れながらヴィオラの素晴らしさを広めている。

  

小林秀子HP    https://hidekokobayashi.jimdofree.com

フランシス・グトン

Francis Gouton 

Cello

フランス生まれのフランシス・グトンはピエール・フルニエ、ヤノシュ・シュタルケル、マリア・クリーゲルに師事。ワシントンのケネディセンターやニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンのクイーンエリザベスホールやウィグモアホールなど、ヨーロッパ、アジア、北米、南米、オーストラリアの主要な音楽センターでソリストや室内楽奏者として演奏。

多才な音楽家として、J.S.バッハの6つの組曲から、Josef Tàl、Isang Yun、Philipp Glassなどの現代作品まで幅広いレパートリーを演奏し、Widor、Vierne、Pierné、Emmanuel、Brévilleなどのフランスの忘れられた名曲をCDやラジオ放送のために録音。

1993年、チューリッヒで若手アーティストに対するヨーロッパ奨励賞を受賞

ジェームズ・タグルやシルヴァン・カンブレリングの指揮の下、フランシス・グトンはシュトゥットガルト国立管弦楽団と共にMilko Lazarによる「チェロとオーケストラのためのコンサートピース」とXaver Paul Thomaの「第2チェロ協奏曲」を2014年と2015年に初演。

また、ベネズエラの様々な都市で「エルシステマ」プロジェクトの一環として何度も招待され、2011年1月には2010年の地震で被災したハイチのポルトープランスで指導。フランシス・グトンはトロシンゲンの音楽大学で教授を務め、

2020年にマンハイム音楽大学に招聘され現在に至る。
ヨーロッパ、北米、南米、日本、中国でマスタークラスを行っており、

厦門集美大学、上海同濟大学、台湾台南国立芸術大学の客員教授。

マーティン・スタンツェライト

Martin Stanzeleit 

Cello・室内楽

ドイツ出身。5歳よりチェロを始める。エッセン国立音楽大学で、ヤンチャン・チョウ氏に師事。 同大学を首席で卒業後、ソリストコースでクリストフ・リヒター氏のもとで学ぶほか、 ジークフリート・パルム、ハインリヒ・シフ、ヤーノシュ・シュタルケルの各氏に師事。デンマーク王立歌劇場に入団。 コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団にもチェロ首席奏者として招聘される。 1998年、広島交響楽団の首席チェロ奏者に就任。広島交響楽団や全国各地のオーケストラなどとソリストとして出演するほか、客演首席奏者としての招聘も多い。室内楽奏者としても幅広く活躍している。2011年、地域の文化活動の発展に功績があったとして、財団法人 けんしん育英文化振興財団より、県民文化奨励賞受賞。

2015年、CD「Live in Karuizawa」をリリース。2019年、弦楽四重奏団「ネリオンカルテット」を結成、デビューアルバム「A Concert For Peace」をリリース。

使用楽器は1691年製フランチェスコ・ルジェーリ。


公式伴奏ピアニスト

冨永愛子
Aiko Tominaga 

神奈川県出身。東京音楽大学付属高校・大学(ピアノ演奏家コース特待奨学生)を卒業後、ドイツ国立エッセン・フォルクヴァンク芸術大学(修士課程)を首席で修了。ピアノを長沢あけみ、菊地麗子、東誠三、H.シーグフリードソンの各氏に師事。室内楽をJ.クリムキエヴィチ、E.シナイスキーの各氏に師事。また、国内外のマスタークラス等でも多数の著名な音楽家より薫陶を受ける。

大学在学中の2008年第6回東京音楽コンクールピアノ部門で優勝。ソリストとして、神奈川フィル、日本フィル、都響、東響、東京シティフィル、ブラショフ・フィル等と共演。2018年ソロ・アルバム「リラの花」をリリースし「レコード芸術」準特選盤に選ばれる。

ソロ・室内楽の演奏活動と共に、全国各地でアドバイザーや審査員を務めるなど幅広く活躍している。

<冨永愛子・公式HP> https://www.aikotominaga.com


永野 光太郎
Kotaro Nagano 

2014年第2回オーストラリア国際ショパンピアノコンクールにおいて第1位、併せて聴衆賞を受賞。

2008年台北ショパン国際ピアノコンクールにおいて第1位。2011年第2回ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ記念国際ビアノ・コンクールにおいて第2位。同氏はチェンバロ奏者としても数々のコンクールに入賞し、近年は様々な場で演奏会を行っている。演奏法の歴史を研究していくうちにその作品が作られた時代の音を再現してみたいと思い、2012年よりチェンバロの製作を始め、現在までに13台の楽器を完成させた。

<永野光太郎・公式HP> https://oratokoratok.jimdofree.com


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